(2)歴史を学ぼう！９１１メモリアルミュージアムの見どころと入場料

ニューヨークに初めて行ったのは同時多発テロの後ということもあり、若さもあり当時は興味はなかったけど、ニューヨークで色々な人たちと出会いながら歳を取るたびに興味を持ち始めたSUNです。実は私がお世話になっている人が当時現場になったワンワールドトレードセンターの近くで働いていて、同時多発テロが起こった当時の話を色々聞かせてもらいました。当時日本にいた私は、その時は大変なことが起こっているという程度の認識しかありませんでしたが、現場はまさに地獄だったと彼はよく話していました。

そのような経験もあり、私も当時の状況がそのまま保管されて展示されているワンワールドトレードセンター敷地内にある「９１１メモリアルミュージアム」には何度も足を運びました。９１１メモリアルミュージアムでは、当時の様子を鮮明に捉えた写真や映像、建物内の状況などをリアルに見ることができますので、心臓が弱い方は事前に心の準備をしてから訪れることをおすすめします。

９１１メモリアルミュージアムの具体的なおすすめポイントを初めてニューヨーク旅行に行かれる方が気になる点と共にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

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９１１メモリアルミュージアムとは？

９１１メモリアルミュージアムは2001年9月11日に起きた同時多発テロ事件の跡地「ワンワールドトレードセンター」の敷地内にある博物館です。この博物館は同時多発テロの犠牲者を追悼し、事件の歴史と影響を伝えるために設立され、テロ事件の詳細や、その後の救助活動、復興に関する展示を行っています。

初めて訪れる方には心に強く響く展示物が多く含まれており、私も普段は心臓が強い方ですが９１１メモリアルミュージアムに行った後は、ニューヨークの街にいると事件の衝撃を改めて思い起こし、数日間考え込んでしまうことがあります。ですが、この事件は私たちが今後生きていく上で目を逸らしてはいけない重要な過去だからこそ、1回の訪問でしっかり満足できる鑑賞ができるように見どころをわかりやすく紹介します。

日本語オーディオもご用意

英語に自信がない人でもご安心ください。９１１メモリアルミュージアムでは有料になりますが訪問者の理解を深めるために日本語を含む多言語の音声ガイドを提供しています。この音声ガイドは展示物を順番に案内しながら、9/11に関連する出来事や展示物についての詳細な説明を行います。

音声ガイドは現地で専用のデバイスとして借りることができるほか、スマートフォンのアプリとしても利用可能です。アプリ版は訪問前にダウンロードしておけば、現地でスムーズに使えるため便利ですし、音声ガイドは実際に目で見ながら音声で詳細を聞くことで、展示内容を深く理解することができます。知れば知るほど興味深くなるので英語が苦手な方に音声ガイドはおすすめです。

９１１メモリアルミュージアムの見どころ１：残骸と遺留品の展示

９１１メモリアルミュージアムの中で最も印象的な展示の１つがツインタワーの残骸や事件当時の遺留品です。９１１メモリアルミュージアムの中には崩壊した建物の鋼材や破壊された消防車、さらには被害者が最後に使用した遺品が展示されています。これらの展示品は2001年9月11日に何が起こったのか、その衝撃的な出来事を生々しく伝えています。これらの展示は、ただの物ではなく、その背後にある悲劇と喪失を象徴しており、訪れる人々がその歴史的な出来事をより深く理解する手助けをします。

また９１１メモリアルミュージアムには「最後の柱」と呼ばれる特別な遺品があります。この柱は、グラウンドゼロから撤去された最後の鉄骨であり、救助隊員や作業員たちが亡くなった仲間たちへの追悼のメッセージを書き込んだものです。この柱は、犠牲者や復興に関わったすべての人々の象徴となっており、この鉄骨は多くの人々にとって、事件後の癒しと再生を象徴する重要な遺物でもあります。

９１１メモリアルミュージアムの見どころ２：記念プールと犠牲者の名前が刻まれたパネル

かつてツインタワーが立っていた場所には同時多発テロの犠牲者を追悼するために１つの大きな記念プールが設置されています。プールの周囲にはテロ事件で命を落とした約3,000人の名前がブロンズ製のパネルに刻まれており、静かな水が流れるプールは、喪失と記憶を象徴するものであり、訪れる人々が黙祷を捧げ、亡くなった方々を偲ぶための静かな空間です。この場所は、悲しみを乗り越え、未来への希望を見出す場所としても機能しています。

また、記念プールの周囲に刻まれた名前には特別な意味があります。犠牲者の名前はランダムに配置されているわけではなく、生前に家族や友人だった人たちが隣り合うように意図的に配置されており、犠牲者の名前が刻まれたパネルには夜間には光が灯り、その輝きが訪問者に深い感慨を与えます。

９１１メモリアルミュージアムの見どころ３：インタラクティブな展示と映像記録

９１１メモリアルミュージアムでは、事件当日の映像、写真、音声記録を通じて、その日何が起こったのかを詳細に知ることができる展示スペースがあります。インタラクティブな展示を利用することで、訪問者はその瞬間の恐怖と混乱を実際に体験したかのように感じられるだけでなく、復興の過程や犠牲者の家族、サバイバーの証言なども展示されており、事件がもたらした長期的な影響を理解することができます。これらの展示は、過去の出来事を単なる歴史的事実として捉えるのではなく、その影響が現在にも続いていることを示し、訪問者に深い思索と感情を促します。

９１１メモリアルミュージアムの営業時間と入場料

９１１メモリアルミュージアムを訪れた後、ワンワールドトレードセンターの最上階にある「ワンワールド展望台」を訪れることをおすすめします。ワンワールド展望台からはニューヨークの全景を一望でき、特にミッドタウンに向けて立ち並ぶビル群の景色が圧巻です。歴史を振り返った後、この場所から見える現在のニューヨークを眺めることで、復興と再生の象徴としてのワンワールドトレードセンターをより深く感じることができます。

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